野音再び・・・!馬場俊英@日比谷野外音楽堂


実家の母と妹、家族で野音

雨の野音というのはなかなかオツだった。雨の匂いは切なくて、それが妙によかった。だんだん雨とかもう汗とどっちかわかんないし濡れてもいいやーみたいになったら気が楽になる。またひとつ思い出深い、忘れられない風景ができた夜だった。

あっという間の3時間。gdgdのMCも、空をも泣かせた鴨川も、みんなで乗った人生列車も、風船飛ばしも本当に楽しかった。風船は今回はちゃんとふくらませることができた。あの風船が飛ばされるシーンはワーッとくる。下から見るとまた圧巻で。

そして、まさか最後の最後にあの歌。うらぶれた定食屋の有線か、流れていたラジオかなにかでこの歌を聞いたのが馬場さんとの出会いだった。たぶん今まで一番再生した一番好きな歌がくるなんて。歌詞の通りのあの場面は今日そのものでこのタイミングにやられてしまった。気がつけば私も隣の席のいかつい兄ちゃんも泣いてた。

馬場さんは声を詰まらせながら歌ってくれた。馬場さんはいつもお客さんはもとより、影で支えてくれている人たちへも感謝の言葉を口にするのですが、曲の中の登場人物たちにそんな姿が重なったのでしょうか、ソロアーティストだけど「僕のコンサート」じゃなくて「我々のコンサート」と言うのもそういうところからきているのかもなあと思った。そして前回の野音メンバーの西海さんと田中くんもさりげなく参加してて(席が端っこだったので気がついたのが遅かったという憂き事態)最後にはステージが大所帯に。

そういえば、実家の人々はスクーターに乗るんでたくさんあるかなと思い、母親にカッパをお願いしたのですが、どうもほどよい物がなかったらしく、私が小学校の遠足の時に使っていたものを引っ張り出して持ってきてくれた。ひらがなで名前が書いてある(しかも私の直筆!)25年物、なんかビニールが焼けたようなにおいがすごい。周りのみなさん臭くてすみません、ご迷惑をおかけしました。

この写真いいなあ。後姿だけどなんか表情が見えそうで。
http://teambaba.blogzine.jp/photos/uncategorized/2009/06/22/hibiya09b.jpg

日比谷野音にもマモノが潜んでいた。