幌延〜サロベツ湿原〜稚内【2日目】

私は疲れると食欲がなくなるという致命的な欠陥があるため、この日はまだあまり食欲がなく、朝ご飯もそんな食べられなかった。8時前半の宗谷本線で豊富へ。学生が少数と少数の旅行客しかいないけど昨日よりはにぎわってる。

豊富に着いて駅前の観光案内所で自転車を借りる。早いもん勝ちと聞いてたけど、案内所の女性がシャッターを開けるとまだ1つも貸し出されていないようで選び放題。荷物も預かってもらい(1日200円)MTBは足が上がらず、バーが跨げなかったのでママチャリでサロベツ湿原センターへ。途中あちこちに牧場があって牧草の肥料にも牛糞を使っているみたいで実は臭い。トラクターから落ちたのか、たまに道にも落ちている。歩道はボコボコしているので、途中からはあまり車も通らない車道を走る。横から入ってくる車もいないし、ほとんど合流もないのでこっちの車くらいのスピードが出せるし景色もとてもよくてとにかく走ってて気持ちがいい!


曇りだったのが残念…

湿原センターは朝イチなのもあってかあまり来ている人もいないみたいで、閑散としている。あれ?今って花のシーズンじゃなかったっけ?遊歩道にもあまり人がいないけど花は結構咲いていてとても綺麗。一周回ってガチな感じで写真を撮ってる人ばかりだったので早々退散。ネイチャーセンターのすごく凝った展示を見たり、レストハウスであげいもを買って一つはベンチで、もうひとつは駐輪場で。これで入場無料なのに人があまりいないのはもったいない。


カメラマンしかいない


ここにもエゾカンゾウ

その後はもう少し奥に行ってみようと防砂林の方へ行くも、だんだんお尻が痛くなってきて帰れなくなるかもという恐怖もあったので途中まで。ほんとに周りがなにもない原野でとにかく圧巻。ところどころにエゾカンゾウも咲いていて本当に来てよかったと走ってて感動。


牛のほうが人間よりも多いとか…。カメラに目線くれます


こんな感じの原野が延々と

帰りは微妙に下り坂だったみたいで楽々。牧場に寄ったりして少し迷ったので遠回りしたけど、駅の周りに何もなく、もう一回行くのもお尻が痛かったので、早めに返却して一本前の特急で稚内へ。稚内に着く頃にだいぶ晴れて来たのでもう少し待っていればよかったのかもと後悔。

予想以上に早く着いてしまったので、急遽見つけたスープカレー屋へ。とにかく風が強い中延々と国道を歩く。きのこのカレーを注文。やっぱり本場だけあって本当においしい。これは宿のみんなにも教えてあげなきゃ…(その後驚愕の事実が)

チェックイン開始時間と同時にドーミーイン稚内へ。この旅の中でも最も値段の高い宿なのでとにかく至れり尽くせり。外は風も強いみたいだったので昼の3時くらいからホテルに引きこもり。夕暮れ時に貸し切り状態の温泉にのんびり入って、またゆっくりして、ロビーで夜鳴きそばを食べて就寝。